森になるところ
- ひでみ
- 2019年10月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年2月3日
石巻の日記第2回目です。
本格的に動き始めた二日目のお話です。「明日は、お花を植える作業だから!」と、言われていて、とても楽しみにしていました。海沿いの旧門脇小学校の近くにある「こころのもり (→こちら)」に、うかがいました。その周りは、広く整備された平らな土地、海に向かって響く鐘、その高さを示すポール。言葉になりません。受け入れることで精一杯でした。
「海沿いの松が一緒に流れてきて・・・」こういう話をしてくれました。しかし、海からの強い風から土地を守るためには、防風林として松を植える必要があります。この一帯は、「森」になるための準備をしているところです。人の手によって、一本ずつ、植樹して、木の成長を待つ。とても長い計画です。

男性陣・女性陣に分かれて作業が開始されました。
男性陣は、リンゴやいちじくなどの果樹を植樹。女性陣は新しく作った花壇に、お花を植える作業です。可愛らしい、葉っぱ型の花壇に植える予定をしていました。が、前日や、それまでに降った雨で凄まじくズブズブ。なかなか、地植えは難しいのかなぁ、という印象。でも、すごく可愛らしいお花や葉っぱを植えられました。今までも、他の花壇や土地に、いろんな人がこうやって植えてきたのかと思うと、感慨深いです。
そして、朝から行った作業もほどほどに、バーベキューの準備を始めました。
もうね。なんと言うか、すごい食材の量!地元の牡蠣やホタテ、鳥まるまる一羽をダッチオーブンで焼いたもの、すごい量でしたが、お腹が空いている私はかなり食べさせてもらったと思います。美味しかったです。大きいコンロがあって、炭火で焼いてくださいました。このコンロももっと増やして、ウッドデッキももっと増やして、どんどん人が集まってきてくれるような場所にしていきたいと、夢を語ってくださいました。素敵な時間をありがとうございました。

海の方を向いて

花壇はこんなん感じに。これから、もっと植栽をふやしていくそうです。春が楽しみです!
この後に、私たちは「大川小学校(→こちら)」に向かいました。こちらで、あの時の話を、お聞きしました。とても、ここに書けるような簡単なことではありませんでした。色々と、いろんな情報が飛び交っていますが、それは全てではないのが、本当によくわかりました。しかし、教えていただいたこと、私が受けた印象、これは、私が私の教える生徒やこれから先生になろうとしている学生たちに伝えなければならない事だと思いました。
実際に、こちらに帰ってきて、もう1週間経ちますが、その間にいくつかの学校で授業がありました。そこで、私の心のままに、喋らせてもらいました。みんな、真剣な眼差しで聞いてくれていました。少しでも、多くの人の心に残ってくれて、それぞれが考えてくれると言うことが、私のできることなのかなと思いました。
受け取ることも、かなりヘビーになって、だんだんと疲れてきていたところを癒してくれたのが、「双子の湯(→こちら)」でした。いいお湯で、ほっこりしましたよ!隣の、道の駅の売店では、美味しいものがいっぱい売ってました。
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